SSミガキのRoHS
1.基本事情
通常SSミガキで、RoHSなどの環境負荷物質は、問題にならない。
ssミガキは、快削の為とか、割れ防止の為とか、機能追加で環境負荷物質関係は添加していない。
環境負荷物質が入る条件は、原料のスクラップに入っている時だ。
鉄スクラップに、いつどこで環境負荷物質が入るか不明で、これを選別することは、現状では不可能だ。
よって、環境負物質の非含有を保証できない。
この様な状況でも、問い合わせると、回答が返ってきます。
2.SSミガキのRoHSの回答例
当店が扱う量の数キロの少量注文などでは、環境負荷物質の非含有に関する証明書は、出てきません。
数十トンのオーダー生産で、RoHSなどの環境負荷物質の非含有証明書付き条件なら、出てくる感じです。
環境負荷物質の非含有に関する証明書の例
3.環境負荷物質 非含有証明書の回答例
SSミガキの「環境負荷物質 非含有証明書」です。
RoHSとは書いてありません。RoHSとは違います。
「SSミガキは、こういう条件で製造しています。」って感じです。
鉄リサイクルなので、この辺が限界です。
環境負荷物質 非含有証明書の例
4.鋼材中の特定化学物質含有情報シート
これは、「RoHS関係の証明書をください。」と頼むと出てくるシートです。
このシートで、だいたいSSミガキのRoHSは、納得してもらえる。
使いたくない、または、使うと危ない、使うと危険な化学物質は、こんなにある。
鋼材中の特定化学物質含有情報シートの例
5.証明書が必要な時
後から「環境負荷非含有証明書が必要」とか、「RoHS関係の証明書が必要」とか言われても、困ります。
対応できない場合や、多大な手間が必要になります。
必要なら見積請求段階から「○○証明書が必要」と連絡しましょう。
6.最後は信頼関係
最後は材料屋を信用できるか、信用できないかに行き着きます。
また、材料屋はお客を、発注量で判断し提案す。
義理人情が嫌われますが、義理人情がなくなると信頼関係は築けません。
材料屋と友好関係で進めた方が、上手く物事が進みます。