アルミの低温脆性?
1. 低温脆性について
一般的な解説
室温では粘り強い材料が氷点下のある温度以下で急激に脆くなることを低温脆性と言う。
http://www.nmri.go.jp/main/cooperation/chiikirennkei/mitakadaiichicyu/non_ductility.pdfより
当店の解説
主に低温脆性は、鉄で発生する。
冷たくなって、ある温度になると、ちょっとした力で、パッキっと割れる現象です。
2. アルミの低温特性
「アルミで低温脆性は、発生しない。」と言われている。
しかし、温度が下がれば、静的強度や疲れ強さは、下がる。
3. 低温対策
アルミで低温対策は、A5083になる。
A5083は、低温強度が良好で、溶接性が良く、耐食性が良好なアルミです。
しかし、低温特性のグラフが見つからないので、どの程度有効か不明です。
4.A5083のサイズ
板の板厚サイズ mm | 3,4,5,6,8,10,12,15,16,20,22,25,30,35,40,45, 50,55,60,65,70,75,80,85,90,100,110,120,150 |
丸棒の直径サイズ mm | 30,40,60,70,80,100 |
見積取って、在庫と値段を確認してください。
5.記号訂正
A5058と記載していましたが、間違いで、A5083でした。訂正しました。2019年8月28日