なぜ、金物店
山洞金物店は、金属材料販売店です。なぜか、店名に金物が付いています。
1 金物店の始まり
山洞金物店の最初は、本物の金物店でした。鍋や鎌、釘など、どこにでもある金物店でした。
昭和30年代後半でしょうか?
2 金属材料販売店に
昭和40年代になると、SS400のフラットバーや、S50C、SK3、SKS3などなどを在庫販売を始めました。
3 鋼材も金物だ
金物店で鋼材販売は、違和感が有るので、ある日、創業者の先代に、
「山洞鋼材とか、山洞特殊鋼とか、山洞ハガネに名前を変更しないのですか?」
と聞きました。
先代は、
「鋼材も金物だ」
と回答が有りました。
その通りなので、それ以来、名称変更は考えないで、山洞金物店を続けています。
4 金属は金物
鋼材は、鉄を主成分にした金属です。
ハガネは、添加物を入れて、焼き入れすると硬くなる金属です。
非鉄は、アルミや銅など鉄以外の金属です。
ニッケル高合金は、ニッケルを主成分にした金属です。
良く考えたら、金属の物 = 金物です。
5 山洞金物店
戦前は、○×ハガネや○×特殊鋼が多いです。
高度成長期は、○×鋼材が多いです。
バブルの頃、○×スチールが多いです。
バブル後、○×メタルが多いです。
そして、時代と共に、
○×ハガネが、○×スチールに名称変更したり、
○×鋼材が、○×メタルに名称変更したりしています。
この様な中で、ハガネでなく、鋼材でなく、スチールでなく、メタルでなく、当店は金物です。
今も、これからも、山洞金物店です。