仕様説明
注文と実物の違いで、トラブルになります。
原因は、見積請求時の仕様説明が不十分なのが原因です。
仕様が明確な場合は、仕様に有った材料で見積もりします。
仕様不明な場合は、当店の判断で材料を選定して、見積しています。
トラブルを避けるためには、仕様のはっきり明確な説明が、見積請求時に必要です。
1 材質
日本名とJIS記号を記入してください。
JIS認定の材料が必要な時は、必ず「JIS認定」と記載してください。
例:リン脱酸銅丸パイプC1220T
注意
JIS相当材が多いです。
2 表面
材料表面の状態を、黒皮やミガキだけだと、不明確です。
表面の仕様が有る時は、必ずお知らせください。
SSミガキの例:ミガキのような、表面が平坦な金属色で、サビが無い表面
センターレス研磨の例:センターレス研磨で直径公差がh7の研磨してある金属丸棒
黒皮パイプの例:全体に圧延時の酸化被膜が有るパイプ
黒皮パイプの例:板を形状に成型して溶接したパイプ
3 寸法公差
公差で物は成り立っています。
必要な公差が厳しい時は、必ず連絡してください。
直径公差の例:直径に対して、+-0.5mm
パイプの外径公差:+-0.75mm
パイプの肉厚公差:肉厚に対して、+-0.5mm
6fの公差:+-0.1mm
注意
製品はエラーを回避するために必ず寸法公差が有ります。
規定されていない公差は、製造メーカーの勝手公差になります。
4 必要な日時
明日必要で、あせって見積請求すると、「明日必要」と言う重要な条件が抜けます。
必要な日時をお知らせください。
必要な日時:5/10 午後3時までに納入が必要
5 希望金額
過去に類似品を購入していると、この金額が基準になることが多いです。仕様が変わっても、金額だけが、記憶に残っています。希望金額を伝えないで、「金額が、高いので購入できません」と言うお客は、??です。
希望金額は見積請求時に連絡してください。。過去の他社の金額を見積請求時に連絡してください。
6 その他
明日必要で、あせって見積請求すると、「明日必要」と言う重要な条件が抜けます。
必要な日時をお知らせください。
必要な日時:5/10 午後3時までに納入が必要
7 判断
仕様に合う、合わないは、当店が判断します。そして、当店の判断を優先します。
黒皮 角パイプ 1.6mmx19mmx19mm x 1m = 10本の判断例:
通常の鉄パイプで見積もりします。
このサイズで全面酸化被膜に覆われたパイプはないので、板を成型して溶接したパイプになります。
この溶接した鉄パイプは冷間圧延のミガキのような表面の板を細く切断して、角パイプ状に成型して、溶接した鉄パイプです。
研磨やミガキでないので、黒皮と判断します。