アルミ板と丸棒説明(A1050、A5052、A5056、A6061、A6063、A2017、A2011、A2024、A7075、アルミーゴHard)

2018年9月13日

純チタン、チタン合金も有りますが、とりあえず軽さといえばアルミです。
アルミの選択方法を中心に説明します。

1.アルミの種類

A1000系がアルミです。他はアルミ合金です。
しかし、通常アルミと注文すると、アルミ合金A5052かA5056が届きます。
A1000系は用途が少ないのでしょうか。

純アルミ1050(A1050) アルミ99%以上の材料です。たたいて、形にしたい時に良いでしょうか。薄い板が中心です。丸棒はマイナーです。A1070引抜丸管 純アルミ薄板の切板 アルミA1050の調質とサイズ アルミA1100の調質とサイズ
耐食アルミ5052と5056(A5052とA5056) アルミは白く錆びます。A5000系は多少錆びにくい材料です。でも、錆びます。使用する時には、クリアラッカーを塗るか、アルマイト処理が必要です。丸は、5056で、板は5052で注文しましょう。A5056押出丸パイプ A5052引抜丸パイプ アルミA5052丸パイプ アルミ板YH52 KN500に付いて KN520に付いて KN700に付いて
アルミ2017(A2017) 見るからに、たたいても、硬いアルミです。ある程度硬い方が、切削性が良いです。A2017押出丸パイプ アルミ板YH17 YH17スーパー切板 ジュラの薄板切板
もっと強い、アルミ2024とアルミ7075(A2024とA7075) A2017より強いです。しかし、強度的には構造用鋼のS45CやS50Cと同程度です。7204の切板 旧7N01
快削アルミ2011(A2011) アルミの中で、切削性の良い材料です。アルミ六角棒 A2011系の鉛対策品 G23丸棒 鉛フリーアルミ快削丸棒 CB156
アルミ6063の平角棒とパイプ(A5063) アルミの平角棒、四角棒、アングル、チャンネル、丸パイプ、四角パイプ、平角パイプが必要な時には、アルミ6063(A5063)を選択します。A6063引抜丸パイプ アルミアングル アルミチャンネル アルミ 平角棒 アルミA6063H型
6061(A6061) 6063の同類ですが、平板と丸棒です。アルミA6061押出丸パイプ アルミ板YH61 YH61スーパー切板 A6061の薄板切板 アルミA6061押出丸パイプ
溶接するなら5083(A5083) 溶接構造用合金です。溶接性で比較すると、他も同様だったりします。
強さのアルミーゴHard A7075より強く、S50Cを超える強さ

2.アルミの序列

強度の序列 強度小:A1050<A6063<A5083<A5052<A5056<A6061<A2017<A2011<A2024<A7075=S45C,S50C<アルミーゴHard:強度大

強度を求めれば、アルミーゴHardになります。

切削性の序列 切削性悪い:A1050=A5083<A5052=A5056=A6061=A6063<A2017=A2024=A7075<A2011:切削性良い

A6061とA6063は粘るようで、キリコが材料に付着するので、嫌う人がいます。

耐食性 耐食性悪い:A2024=A2011=A2017<A7075<A6061<A1050=A5052=A5056=A5083=A6063:耐食性良い
耐食性良好でも、いずれは白く錆びます。クリアラッカーを塗るか、アルマイト処理をしましょう。

溶接性 溶接性悪い: A2011<A2017=A2024=A7075<A1050=A5052=A5056=A6061=A6063=A5083:溶接性良い

3.材料手配の方法

とりあえず、欲しいサイズで問い合せするのがベストです。

アルミの形状:平板、丸棒、角棒、平角棒、丸パイプ、角パイプ、平角パイプ、アングル、アングル、パンチングメタル、縞板

形状 材質 販売方法
平板 A1050、A5052,A6061,A2017,A2024,A7075,アルミーゴHard アルミ板 アルミ板YH17 アルミ板YH52 アルミ板YH61 1m×2mのアルミ板 YH17スーパー切板 YH61スーパー切板 純アルミ薄板の切板 ジュラの薄板切板 A6061の薄板切板 7204の切板 旧7N01 アルミA1050の調質とサイズ アルミA1100の調質とサイズ A3003-H24の板 KN500に付いて KN520に付いて KN700に付いて アルミ箔 1N30箔 アルミの薄板 必要なサイズで寸法切断販売です。厚み3mm以下になると、定板サイズになる事が多いです。
丸棒 A5056,A6061,A2017,A2024,A7075,A2011,アルミーゴHard,時たまA5052 アルミ丸棒 アルミのセンターレス丸棒 A2011系の鉛対策品 G23丸棒 鉛フリーアルミ快削丸棒 CB156 直軽が25mm以上ですと、だいたい切断販売です。細いのは定尺になります。
角棒 A6063 アルミ 平角棒 アルマイト平角棒 通常定尺販売です。切断販売も有ります。
平角棒 A6063 アルミ 平角棒 アルマイト平角棒 通常定尺販売です。切断販売も有ります。
パイプ A6063、時たまA5052、A5056、A2017

A6063引抜丸パイプ A5056押出丸パイプ A2017押出丸パイプ A5052引抜丸パイプ A1070引抜丸管 アルミA6061押出丸パイプ アルミ平角パイプ アルミA5052丸パイプ アルミ丸パイプ製作品 アルマイトのパイプ アルミ引き抜きパイプ製作品 アルミA6061押出丸パイプ

通常定尺販売です。切断販売も有ります。A5052配管用インチパイプも有ります。
アングル、チャンネル、 A6063 アルミアングル アルミチャンネル アルミA6063H型 通常定尺販売です。切断販売もたまに有ります。
パンチングメタル A1050 アルミのエキスパンドメタル 1m×2m等の定板販売です。でもたまに、切断OKの場合があります。
縞板 A5052、A1100 アルミ縞板 1m×2m等の定板販売です。でもたまに、切断OKの場合があります。

4.サイズと値段を確認

4-1サイズ

アルミサイズ案内ページへ

4-2代引とクレジットの販売ページで価格を確認

掲載以外は、問合せしてください。

5.アルミ選択の考え方

5-1とりあえずとう時

丸棒ならアルミ5056(A5056)です。
板ならアルミ5052(A5052)です。
1m以上の平角棒が欲しいときには、アルミ6063(A6063)です。

5-2形で選択

角棒、平角棒、丸パイプ、角パイプ、平角パイプ、アングル、アングル、パンチングメタル、縞板は、材質の選択がほとんど有りません。その中で、強度が取れるかどうかになります。強度が保てないとなると、ステンレスや鉄鋼製品を覚悟します。強度計算は適当に製作するときには、製作物の壊れ方を考えた形状にしてください。壊れたときには、厚さを増すか、ステンレスや鉄鋼製品で製作してください。

5-3鉄の代替

鉄(SS400)やS45Cの引張強さを考慮すると、アルミ7075(A7075)かアルミーゴHardが適当です。ただ、縦弾性係数や熱膨張係数と形状も考慮してください。詳しくはアルミーゴHardのページで。

6.鉄とアルミの違い

軽量化のためにアルミを使用する時の注意点は、縦弾性係数と熱膨張係数と疲れ強さです。

縦弾性係数
弾性域の応力と歪みの係数で、縦弾性係数は色々なところに関係します。アルミの縦弾性係数はは鉄の1/2から1/3です。鉄と組み合わせて使用するときには、悪さをするかもしれません。注意してください。

熱膨張係数
アルミと鉄は、熱膨張係数が二倍違います。常温で鉄とアルミを組み合わせて、温度を上げるとどちらかが歪みます。限界を超えると、元に戻りません。チタン合金と鉄の熱膨張係数が同程度なので、このような問題が少ないです。

疲れ強さ
鉄関係は、1000000から10000000回の振動を与えると、疲労破壊するか、しないかが決まります。引張強さの1/2程度の振動応力が分岐点と思います。アルミは振動を繰り返せば繰り返すほど、弱い振動で破壊するようになります。この事から、アルミ製部品を激しい振動や長時間使用する時は、使用量の限界を設定して、定期的に交換することを進めます。

7.記号訂正

A5058と記載していましたが、間違いで、A5083でした。訂正しました。2019年8月28日

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